自分の遺伝子を調べる遺伝子解析サービスがかなり知られるようになりましたが、私たちの体は自分の細胞だけでできているわけではありません。有名なところでは腸内細菌がありますが、皮膚にも多くの菌が住んでいます。この皮膚常在菌を調べる新サービスが、遺伝子検査大手のジェネシスヘルスケアから登場しました。

皮膚には1兆個の菌が住んでいる

ヒトの細胞はおよそ37兆個あるといわれていますが、それ以上の数の微生物が体の内外にいます。

例えば、腸内細菌は全部で数百種類、数百兆個いると考えられています。腸内細菌を調べるサービスとしてはMykinsoがあり、僕はそこの自社メディア「Mykinsoラボ」の編集長をしていますのでどうぞごひいきに(宣伝)。

そして、皮膚にも約1兆個の菌がいると考えられています。悪名高いものには、ニキビの原因になるアクネ菌、水虫の原因になる白癬菌があります。また、黄色ブドウ球菌が作る毒素は食中毒の原因になります。

もちろん、悪いやつらだけではありません。表皮ブドウ球菌というものは、皮脂や汗を分解して脂肪酸やグリセリンを作ることで皮膚バリアの形成に貢献します。

これら皮膚常在菌の種類や割合は人によって異なり、また同じ人でも体調や季節によって変わります。ジェネシスヘルスケア社の新サービス「GeneLife SKIN MICROBIOME(ジーンライフ スキン マイクロバイオーム)」では、皮膚常在菌の遺伝子を調べて、皮膚にいる菌のうち、保湿に関わる表皮ブドウ球菌、アトピー性皮膚炎に関わる黄色ブドウ球菌、ニキビや保湿に関わるアクネ菌、乾燥に関わるサーモフィルス菌の4種類の割合を調べるというものです。

ジーンライフ、スキンマイクロバイオームの紹介ページより

4種類の割合、つまりバランスを知ることがスキンケアには重要と主張していますが、どういうバランスのときにどういうスキンケアがいいのか、ウェブサイトからではわかりませんでした。ユーザーごとのアドバイスになるのかもしれません。

とはいえ、自分の皮膚にどんな菌がどれくらい住んでいるのか、それがわかるだけでも純粋にわくわくします。ジェネシスヘルスケア社はこれまで多くの遺伝子解析を個人向けと医療機関向けに手がけており、遺伝子解析の技術を皮膚常在菌にも応用したと思われます。

やってみた

さて、前置きはこれくらいにしておいて、人柱としての使命を果たしましょう。これまで幾度となく自分の遺伝子や腸内細菌を調べてきましたが、皮膚常在菌は初めてなのでちょっとドキドキです。

 

キットは専用ウェブサイトから注文します。箱にはご利用ガイド、アンケート用紙、申込書、説明書、返信用封筒、採取キットの添付文書、そして採取キットが入っています(IDが記載されたバーコード部分はぼかしています)。

 

綿棒のようなものの先端を採取液に浸します。この液は生理食塩水とのこと。

 

そして、綿棒の先端をほほに当てながら20回くるくると回します。これを両頬でやります。なお、写真は美肌モードで補正しています、あしからず。

 

そして、保存液が入ったチューブに綿棒を入れ、そのままポキッと棒の部分を折ります。最後にフタをして、採取は終わりです。

 

アンケートに回答します。普段の肌状態や食生活も含めて90問くらいあります。今後の研究に役立ててもらうためにも、できるだけ正確に記入しましょう。

 

最後に、申込書に名前などを記入して、アンケート用紙とサンプルと一緒に返信用封筒に入れます。あとは最寄りのポストまで。

解析結果は1カ月後に郵送されるそうです。おそらく5月末になると思うので、そのころに結果を報告します。

ちなみに、この記事などは完全に僕の趣味です。記事を書いたらジェネシスヘルスケアから広告料がもらえるなんてことはないです。いいところも改善すべきところも書く予定です。

遺伝子解析サービスに関することはmy genomeタグにまとめてありますので、ぜひご覧ください。

 

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