2017年4月に遺伝子検査大手のジェネシスヘルスケアから登場したのが、皮膚常在菌を調べるサービス「GeneLife SKIN MICROBIOME(ジーンライフ スキン マイクロバイオーム)」です。前回は前置きとサンプル採取のようすを伝えましたが、結果が届いたのでその内容を紹介します。

私の皮膚には誰がいる?GeneLife SKIN MICROBIOMEレビュー(1)サンプル採取

 

結果が来るまで約1ヵ月

よくある遺伝子解析サービスの結果はウェブで見ることが多いのですが、今回の結果は紙で郵送されてきます。サンプルを郵送したのが4月19日、報告書が作成されたのが5月25日、実際に手元に届いたのが6月1日なので、サンプル郵送から結果受取まで1ヵ月ちょっとといったところです。

このように、検査結果報告書とアドバイスブックに分かれています。まずは肝心の検査結果報告書から見てみましょう。

ニキビができやすい原因になっているかも

ページをめくると、検査結果の概要があります。

緑が普通肌、赤が僕の皮膚に見つかった菌の比率です。こうやって見ると、日和見菌(優勢なほうに味方する、善玉にも悪玉にもなりうる菌)であるアクネ菌と、善玉菌であるサーモフィルス菌の割合が高いことがわかります。そして何よりも、僕の皮膚には「その他の菌」がほとんどいないという結果です。むむむ……。

 

チャートの下には、それぞれの菌やバランスについての大まかな説明があります。「あなたの皮膚常在菌のバランスは?」という問いかけですが、文章は僕仕様に仕上がっているわけでもなさそうなので、この辺りは全員に共通の表現だと思われます。

 

ページをめくると詳しい結果と、菌の特徴が書かれています。グラフ以外の文章は共通です。例えばアクネ菌では、普段は皮膚を弱酸性に保つよういいはたらきをしていますが、皮脂が多くなるとニキビの原因になる、といったことが書かれています。確かに僕は年に2回くらい中途半端にニキビができるので、ちょっとは関係しているのかなと思ってしまいます。

 

各菌の参考文献として、3〜5つの文献が紹介されています。どれもPubMedなのでアクセスはしやすそうです。

菌バランスを保つためのアドバイス

さて、もう一つのアドバイスブックです。検査で現在の菌バランスが視覚的にわかり、現状に合った対策をすることで肌のバリア機能を高め、健康的は素肌を目指しましょう、という考え方です。

こちらは気になった菌ごとに見ることができます。「普通肌よりアクネ菌の存在比率が高かったあなた」とあるアクネ菌のページを見てみましょう。

 

アドバイスは、洗顔、化粧水、栄養素に分かれています。善玉菌を育てつつ余分な皮脂を抑えるスキンケアがよいということで、弱酸性の固形石けんで優しく洗い、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使うこと、食事はビタミンB2と亜鉛を意識して摂取することをおすすめしています。いつも化粧水は無印良品の「敏感肌用さっぱりタイプ」を使っていますが、ビタミンC誘導体が入っている「敏感肌用薬用美白化粧水」に変えたほうがいいのかな、と考えてしまいます。かなり高めだけど……。

 

最後に、皮膚常在菌のバランスを保つための6つのポイントを紹介しています。ここでは全てを載せませんが、ストレスを溜めないなどのアドバイスがあります。

洗顔や化粧水を選ぶきっかけになるかも

今回は結果とアドバイスだけを見ましたが、これからの洗顔や化粧水を選ぶきっかけにはなりそうです。もちろん、すでに他の化粧水などで肌トラブルを経験した人はそういったものを避けつつ、今回のアドバイスを参考にするのがいいでしょう。

次回は、参考文献はどのような研究がされているのか、報告書の記載と乖離していないか、チェックしようと思います。

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