ジャーナリストの池上彰さん(東京工業大学特命教授)が、東工大で生命科学分野の研究をしている岩崎先生と田口先生に、生命科学に関する疑問を投げかける対談形式の本『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)のお手伝いをしました。

「生きているってどういうことですか」という素朴な疑問から始まり、細胞、遺伝子、タンパク質、そして「生命の統一原理」とも呼ばれるセントラルドグマについて語りました。終盤では、生命が多様性であふれている理由に迫ります。生物多様性が叫ばれていますが、なぜ多様性が必要なのか、そもそもどうして多様性が生じたのか、生命科学の視点から考えます。

生命科学に限らず、サイエンスの本は一般向けでも説明一辺倒で難しくなりがちです。本書は、たまに横道にそれた対談をもとに構成されているので、勢いみたいなものがあって読みやすくなっています。

個人的には今年度前半の一大プロジェクトとなりました。まさかサイエンスライターやっていて、対極に位置する池上彰さんと一緒にお仕事できるとは思ってもいなかったので、とてもいい経験になりました。

本は、文字のところに光沢があるシックな表紙が特徴です。ぜひ手に取ってください