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カップヌードルライトはなぜ「ライト」なのか?

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「カップヌードル」と言えば即席麺の代表的存在だけど、最近はその低カロリーバージョン「カップヌードルライト」が出たらしい。キャッチコピーは「しっかりおいしい198kcal」。しかし味は違うのか?そもそもどう低カロリーなのか?

見た目はどう?

作り方はいっしょ。お湯を注いで3分で出来上がり。じゃあじゃあじゃあさっそく・・・とフタをあけると、あれ、ライトは量が少ない??

(左がノーマル、右がライト)

一括表示を見てみると内容量は、ノーマルが77g(うち麺が65g)、ライトが53g(麺が40g)とある。ん?もしかして麺を25g減らしただけなのか??

味はどう?

では実食! まずはスープをすくってみる。するとノーマルの方が明らかに浮いてる油の量が多い!

↑ノーマルのスープ。

↑ライトのスープ。

もう一度原材料欄を見ると、ノーマルは「味付油揚げめん 」に対し、ライトは「味付めん」なるほど、麺を揚げてない分、油脂量が少ないということか。さらに味はさっぱりしている。ノーマルの方は油などのコク味が強く「焦がし醤油」という感じ。ライトはさっぱりした「あっさり醤油」の印象が強い。文字通り「軽い、ライト」という感じ。これはどっちが美味しいというよりも、好みの差が出るかもしれない。

麺もライトの方がやわらかく仕上がっていて、食べ応え、噛み応えのあるノーマルとは全く違う。ただ、これも好みに左右されると思う。

カロリーはどう?

なるほど、確かに味などについてはさっぱりとした感じに仕上がっている。しかし気になるのはカロリーである。重量を減らせばカロリーダウンできるのは当然。これはだまされているのではないか??

そこで正確に比較してみよう。製品には1食分で表示してあるので、ここでは両方ともライトと同じ53g食べたものとして比較してみよう。 すると、

ノーマル:251kcal

ライト :198kcal

違いは53kcal。意外と微々たる差ではないか??ノンフライ麺に変えるくらいで実現できる数字のような気もする。それに、1日に摂取するカロリーの基準として、一般成人男性は2650kcal、女性は2000kcalとされている。この差は宣伝するに値する数字なのか??

日清食品の目的

しかし、日清の恐るべきマーケティングが別のところにある。これまでの○○オフ食品というのは、ほとんどが今までの味を変えずに・・・とうたってきた。しかしこのカップヌードルライトでは、カロリーだけでなく味もライトに仕上げており、ノーマルに置き換える存在ではなく、住み分けとして位置づけているのである。

カロリーが気になる人だけでなく、薄味が好きという人はライトを、やっぱり油のコクがいいという人はノーマルを、という選択肢を日清食品は用意したのである。だからカップヌードル「ダイエット」でもなく、「低カロリー」カップヌードルでもなく、カップヌードル「ライト」なのである。

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なお「低、ひかえめ、小、オフ、ライト、ダイエット」と表示するには条件を満たしている必要がある。カロリーなら、100g当たりで比較品よりも40kcal以上減っていないと使ってはいけない。詳細は厚生省ホームページで。

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実際、ライトはそこそこの売り上げを伸ばしているのに、ノーマルの売り上げはほとんど落ちていないという。この快挙に業界騒然らしい。

ちなみに試食後、職場ではいろんなライト商品のアイデアが出ました。

「グラタンライトとかどーよ?水でバシャバシャ薄めてさぁ」

「肉まんライトとかは?脂身ないパサパサの肉使ってさぁ」

「ピザライトは?チーズなしにしてさぁ」

・・・うちの会社からは当分ライト商品は出そうにありません。

 

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