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生まれ持った個性を知る?GeneLife Myselfレビュー(2)結果報告

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遺伝子解析サービスのなかでも、ある程度の実績をもっているのがジェネシスヘルスケアという会社です。以前このブログでは、29,800円で70項目を調べる「GeneLife ZERO(ジーンライフ・ゼロ)」を紹介しましたが、先日新たに登場したのが、自己分析モノといえる「GeneLife Myself(ジーンライフ・マイセルフ)」です。結果が出たので、内容を紹介します。

僕の性格は?

唾液を入れたキットを返送してからおよそ1カ月後に、メールで通知されます。URLをクリックすると、次のページが表示されます。

ここでまず「性格分析テストを受ける」をクリックします。

すると、60問の性格分析テストを受けることになります。入社試験などにあるタイプです。ここは正直に答えましょう。

全部回答すると、5つのカテゴリ別に成績が表示されます。緑が、受けた性格分析テストから導かれた実際の性格。赤が、遺伝子解析サービスから導かれた、いわば素質です。

僕の場合、遺伝子的には社会性はそこそこあるはずだけど、実際はそうでもないということになります。また慎重性・繊細性、勤勉性については、遺伝子的には大したことないけど、実際はポイントが高いということです。そ、そうなのか……。

むしろ、全体的に遺伝子的な成績が低いのが気になります。むむむ……。

僕の「霊的な話の信じやすさ」は?

他の遺伝子解析サービスに比べて、かなりユニークな項目が多くあります。そのなかでも、僕が初めて見た項目「霊的な話の信じやすさ」を見てみましょう。

どうやら僕は、霊的体験などの話を信じやすいようです。

どの遺伝子を調べたかもわかります。この場合「5-HTT」という遺伝子を調べ、僕は「GG」という結果でした。ところで、遺伝子詳細にある「GHnumber」とは何でしょうか。スニップのrsIDとは違うようです。まさかジェネシスヘルスケア(Genesis Healthcare)のGHで、独自の管理ナンバーなのでしょうか。

一応、根拠にした論文はリンクされています。ただ有料のため、僕は詳細を確認できません。要旨だけ見ると、日本人181人を対象に、5-HTT遺伝子にあるスニップrs3813034を調べているようです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20303273

さて、実際の僕はどうかというと、信じるかどうかはともかく、霊的な話は好きです。中学生のころは『月刊ムー』を立読みしたり『Xファイル』にハマったりしていました。最近では『LOST』や『フラッシュフォワード』を最後まで見ましたし、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は涙を流しながら見ていました。とはいえ、フィクションとして好きなだけかもしれませんが……。

僕の「付き合い初期のコミュニケーション力」は?

遺伝子的に「社会性はそこそこ」という結果が出たのですが、本当なのでしょうか。気になるので、「付き合い初期のコミュニケーション力」という項目を見てみましょう。

「コミュニケーション力高い傾向」とでています。

調べた遺伝子は、オキシトシン受容体を作る「OXTR」。オキシトシンとは神経伝達物質の一つで、しばしば他者との関わりの研究で注目されるものです。根拠とする論文では、120組のカップルで調べたようです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23974948

さて、実際の僕はどうかというと、会ったことがある人はわかる通り、コミュニケーション力はありません。遺伝子的に「付き合い初期のコミュニケーション力は高い」と言われても、という印象です。そこでよく見ると「カップルにおける付き合い初期のコミュニケーション力」とあります。カップル……う、頭がッ!

遺伝子による自己分析はできない

「ジーンライフ・マイセルフ」を受けた印象ですが「だから何?」という感が否めません。遺伝子的な素質はこうだから、と言われても、実際どうすればいいのか、よくわかりません。僕の場合「もうちょっと社会性はあります」と言われたところで、どうにかできるとも思えません。

そもそも、性格的な要素は、数個の遺伝子で決まりません。疾患に直結するものは数個の遺伝子でわかりますし、実際に一部の精神疾患は遺伝子が原因となるものもあります。ただ、今回調べたものは、どの遺伝子も1個1個の影響力は弱く(全くないわけではありません)、再現性があるかどうかもわからないものも多くあります。その程度の根拠で、遺伝子による自己分析ができるとは思えません。

将来的には、全ての遺伝情報(ゲノム)を解析して総合判定できる可能性はありますが、今はまだその段階ではありません。興味本位でやるだけなら面白いかもしれませんが、真に受けないようにすべきです。

遺伝子解析サービスに関することはmy genomeタグにまとめてあります。ぜひご覧ください。

 

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