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遺伝子解析サービスの最高峰になるか?DeNAの「マイコード」レビュー(4)祖先解析

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遺伝子解析サービスの特徴のひとつに、頻繁なアップデートがあります。最初に数十万カ所のスニップ(一塩基多型、遺伝子の個人差のひとつ)を調べるので、そのスニップについてなら、あとから情報を追加することができます。DeNAが提供する遺伝子解析サービス「MYCODE(マイコード)」も、新しいサービスが開始しました。祖先解析「ディスカバリー」です。

マイコードのウェブサイトより

アフリカからどのルートで日本にきたのかがわかる

人類はアフリカで誕生し、そこからいくつかのルートを経て世界中に散らばっていきました。「ディスカバリー」は、ミトコンドリアDNAを調べることで、自分の祖先がどのルートを経てきたのか、いわばルーツを知ることができます。

このサービス開始に合わせて、マイコードのラインナップは一新されました。従来は、280種類の体質を調べる「オールインワン280+」と、100種類の体質を調べる「ヘルスケア100+」は、それぞれ名称を「ヘルスケア」「ヘルスケアLite」と変えました。

これに加えて、19種類の体質と祖先の解析ができる「ディスカバリー」の3種類となりました。それぞれ価格は2万9800円、1万9800円、9800円(税別)です。なお、30種類の体質を調べる「カラダ30+」は廃止されました。

ディスカバリーをやってみた

2月中に従来の「オールインワン280+」「ヘルスケア100+」を利用したユーザーは、無料でディスカバリーを利用できます(4月中まで、それ以降は980円)。ということで、さっそく試して見ました。

ログインすると、このような画面が表示されます。19種類の体質解析は、この画面で確認できます。

画面は、流行の縦スクロール型全画面表示。

「ハプログループ」というのが、祖先のルーツのこと。日本人のほとんどは10種類に分類できます。この画面以外にも、ハプログループについてのわかりやすい説明があります。

僕はというと、日本人で最も多いDタイプでした。

Dタイプは、アフリカ、インド西部、中国南部を経て、日本にたどり着いたグループです。Dタイプは、さらにアラスカや北米、南米にも渡っています。南米にルーツの同じ人が住んでいるかも、と考えると不思議な気分になります。

各ルートでどのような生活スタイルだったのかも教えてくれます。上の画像は中国南部のときのもの。典型的な農耕民族だったようです。

ここからがディスカバリーオリジナルの機能。ハプログループと、自分の体質(19種類)を組み合わせて、自分だけのキャラクター「ゲノミー」を作ることができます。

で、結果がこれ。似ているような、似ていないような……。

ジーンクエストでも祖先解析できるが、おもしろさに難あり

ハプログループの解析は、他の遺伝子解析サービスでも提供しているところがあります。例えば、ジーンクエストだと次のような画面です。

ジーンクエストの結果もDタイプ。他の体質や病気リスクの解析に比べ、ハプログループの根拠ははっきりしているので、同じ結果になります。

ジーンクエストはアフリカ発祥の部分が省略されています。文字の割合が多いので、じっくり読むのにはいいのですが、少しだけ気合いが必要です。

ディスカバリーとジーンクエストは、調べていることも結果も解説も同じです。しかし、見ていておもしろいと感じるのは、やはりディスカバリー。エンターテインメント性を重視するあたりは、さすがDeNAといったところです。

祖先を想像するのは意外と楽しい

ディスカバリーは、祖先解析と19種類の体質を調べて9800円。これを高いと見るか安いと見るかは意見が分かれそうですが、自分の祖先がアフリカから日本までどうやって来たのかを想像するだけでも、意外と楽しいものです。祖先解析と体質解析がセットで9800円なのは現時点で最安の値段なので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

遺伝子解析サービスに関することはmy genomeタグにまとめてあります。ぜひご覧ください。

 

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