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4年後の現状は?陸前高田市と常磐道に行ってきました

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5月2日から5日まで、行き先をサイコロで決めるという旅に出ていました。友達が「旅行するために休みを取ったけどどこに行くか決めてない」と言ったので「サイコロで決めればいいじゃないですか」と言ったら、いつの間にか話が進んでいました。いろんなところに行きましたが、個人的にどうしても行きたかったところを写真で紹介します。それは、陸前高田市と常磐道です。

滅びと興しが共存する陸前高田市

旅では岩手県の浄土ヶ浜が目的地になったので、途中で陸前高田市や石巻市などを通過しました。このうち明るい時間に訪れた陸前高田市を紹介します。

いわゆる「奇跡の一本松」です。右下に見えるのは、当時営業していなかったユースホステル。左手のほうは1階部分が完全になくなって、2階部分が落ちています。

陸地に振り向くと、奥に白い橋らしきものが多く見えます。これは、高台に住宅を設置するための土砂を海岸から運ぶコンベアです。

道沿いには100均やドラッグストアなど、全国展開しているチェーン店もありましたが、どの建物も簡易的な作りだったのが印象的でした。

陸前高田市は、特に海岸沿いは大きな被害を受けましたが、見かけは復興に向けて進み始めている、という感じでした。

興しにすらたどり着いていない帰還困難区域

もうひとつは、3月に全線開通した常磐道。南相馬~浪江~常磐富岡~広野には合計9カ所、放射線量を表示するディスプレイが設置されています。これは、浪江~常磐富岡で年間の積算線量が50ミリシーベルトを超える帰還困難区域を通過するためです。

この区間に入る料金所には、9カ所の放射線量の最小値と最大値を表示するディスプレイがあります(シャッタータイミングが合わず写真には写りませんでしたが)

これは浪江町の放射線量。上に見える屋根のようなものは太陽光パネルです(南に向かって移動したため、こちら側からは見えません)。

最も放射線量が高かったのは双葉町で帰還困難区域内に設置されたところ。年間に換算すると約48ミリシーベルト。現在の放射性物質のほとんどは土壌に吸着しているので、高速道路下ではもっと放射線量が高いと考えられます。

高速道路からは、このように黒い袋が大量に見える場所もありました。放射性物質が含まれる汚染土が入っていると思われます。他にも、草が生えっぱなしで手入れがされていない土地や、瓦が剥がれたままの家があったりと、片付けすらできていない光景が目に飛び込んできました。

ディスプレイの設置場所や放射線量などについてはNEXCO東日本のWebサイトに詳細が記載されています。また、南相馬~広野ではおよそ50kmにわたってパーキングエリアなどがありません。この区間の制限速度は時速70kmなので、約40分間トイレがないという状況になります。この区間を通過するときは、事前にお手洗いなどを済ませておき、必要な飲み物なども用意しておきましょう。

現地に行かないとわからないことがある

震災後に東北地方に行ったのは初めてですが、やはり現地に行かないとわからないことはいっぱいあります。テレビやネット越しに多くのことがわかる時代だからこそ、その場の空気を感じることや、公開されていない情報を知ることも大切なのかもしれません。

あとは旅の途中で食べたものです。

ももの果肉入りクリームどら焼き。「福島の桃が大好きですっ!」

一仙の牛タン焼き定食。「宮城の牛タン大好きですっ!」

青森県産リンゴを使ったシャーベット。「青森りんごはテッパンですっ!」

陸前高田市の仮設商店街で食べたお寿司。「岩手のお魚大好きですっ!」

「どーうか、あきらめーずー、 希望をその胸にっ! 」

(ももいろクローバーZのアルバム『バトル アンド ロマンス』の収録曲『ももクロのニッポン万歳!』より)

 

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